。。。エッセイでも読んでみますか
んだんだ たまにはそんな気分のときもある
あ いや まぁ ホントは炎天下での長編小説に挫折しただけなんスけどね^^;
そんな私が手に取ったのは 酒井順子著『食のほそみち』(幻冬舎文庫)であります
むぅ・・・こりゃ素直にオモロイ
タイトル通り「食」に関する著者の体験談がツラツラと・・・
いわゆる随筆の王道をイってるのですが 小論文的要素もかなりデカいよーに思える
基本的には まず著者自身がお題を振り・・・ソレに対して
私はAなんだけど 何故にAなんだろ?
世の中にはBのヒトも多い 何故にBなんだろ?
きっとAとBとの違いはXによるモノで・・・と 正に論文形式ではござらぬか
著者の導き出したXとゆー結論が あたかも大正解であるかのよーに
ひたすら面白オカシイ独り問答(持論)のよーなコトが繰り返されるのである
例えば「こし餡」か「つぶ餡」か・・・なんて 甘味処の中だけで議論すべきコト
ソレをワザワザ 絹ごし&木綿豆腐まで持ち出し 何故に私はこし餡派なのかを
熱く語ってくれちゃったりするのである(優劣を決めるワケではない)
しかも著者の分析には無茶苦茶ながらも ソレナリの説得力があり
いつの間にやら「なるほど 確かにそーだぁね」となってもーてる自分に気が付く
昭和を生きた日本人なら 誰もが常日頃から感じてるであろー「食」に
対するコンプレックスを 赤裸々に・・・そして時には自虐的に責め立ててもくれる
「食」に関しての読みモノは数あれど ココまで笑える作品はナカナカ・・・
んで 解説を読むまで気付かなかったんですが。。。
コノ著者ってアレなんね?アノ『負け犬の遠吠え』書いたヒトなんね?
例の「三十代・未婚・子ナシ=オンナの負け犬」ってゆーたアノ著者ですわ
あ いや なるほど 納得ですわ オモロイですわ 人気あるのも頷けますわ
バブル期をチョイかじりした30代女性には 特に共感できる部分が多いハズ
ちなみに『負け犬の~』は話題になり過ぎたが故に
今更ながら♂である私が手を出し難くなってもーた作品である
んなワケで だ・・・誰か貸しておくれよぉぉぉ!と遠吠えみたく叫んでみるですハイ
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